「衣紋始めの儀」に出席。今年の「御服始めの儀」は、白い十二単(じゅうにひとえ)。全てが白だから、十二単のディティールの美しさが際立つ。
旧くは、出産のときに白の装束を纏い、日がたつにつれて少しずつ着るものに色を入れていった。それを「お色直し」と呼び、現在の結婚式のお色直しの原型になったと聞いた。
昨晩、サンフランシスコでアップル社の新しいモバイル機器「iPad」が発表された。もちろん、新しい機能もたくさん搭載されているけれど、僕のお気に入りは電子書籍の閲覧機能「iBooks」。昔からある本という情報形態をできるかぎり損なわずに取り入れている。
夜中の3時(日本時間)から始まったこのイベントに現地で参加しているジャーナリストのツイッターを眺めていたのだけれど、メッセージが滝のように流れていく。
旧いモノと新しいモノ、両方を楽しむことができる。現在は過去と未来に挟まれている。そのことを僕は、とても不思議に、そして幸せに思う今日この頃。