最近ハマっているのはシャンプー。シャンプーといっても泡が立たないし、ボトルにはクレンジング・コンディショナーとプリントされている。
普段のシャンプーよりも少し時間が多めにかかるので、余裕のあるときにしかできないが、バスタブにつかりながら、ゆっくりと髪を洗うのは至福の時間だ。
もう一つの楽しみはバスタブでの読書。じつは、僕はバスタブにゆっくりと浸かっていることができない性格。だから、バスルームの側には3〜4冊入る小さな本棚があって、フロ用の本が並んでいる。いわゆるフロ本。
すぐに読み切れる軽いエッセイや短編がほとんど。海や山について書かれたものを好んで選ぶ。この季節は椎名誠さんの探検隊シリーズが面白い。
学生の頃に、サークルの自己紹介の趣味の欄に
「趣味、入浴、読書、またはバスタブでの読書」
と書いたことがあった。友人たちのウケが悪かったのを何となく覚えている。今思えば、「ウソでもいいからもう少しカッコいいこと(たとえば、スカイダイビングとか)を書けばよかったなぁ……」なんてことを、さっきバスタブで思いかえした。