今日の仕事は、昼過ぎに終り。そのあと、青山の骨董通りで、家具でも見て帰りたかったけど、なんとなく、ウイークエンドの人の波に圧されそうな気がしてやめた。
夕食をどこで食べようか迷ったあげく、途中で食材を買って、家でカレーを作ることにした。「最後にいつ食べたか憶えてない」という理由で、ブランドは「ハウスのバーモント・カレー」にした。
ヒマだったので、ハウス食品の開発者に敬意をはらって、箱の裏にある「作り方」や「使用上の注意」など、スミからスミまで読んで、正確な材料と分量で作ってみることに。肉や野菜の計量がメンドクサかったけど、説明書通りに作ると、箱にある「調理例」の写真とそっくりにカレーが出来上がるのに感動。
夕食の後、映画でも借りて見ようと思いたち、外にでると、雨が降りはじめていた。車でレンタルビデオ店に行って、店内で30分ぐらい悩む。候補に挙がったのは「007ロシアより愛を込めて(ショーン・コネリー)」と「ビートル・ジュース(マイケル・キートン)」と「用心棒(三船敏郎)」。共通点は全く無し。どの作品もさんざん観たので、結局、何も借りなかった。
このまま家に帰るのもムダのような気がして、本屋に寄った。普段読む雑誌は発売日に買ってしまうので、熱帯魚を飼う気もないのに、なんとなく、熱帯魚の専門誌を数冊、パラパラとめくって、感心したり、魚の値段にビックリしたり。せめて小説でも買って帰ろうと思ったけど、読みかけが家にあることに気がついて、書店でも何も買わず、家に戻ることにした。
車を止めて家に入ると、さっきのバーモント・カレーの匂いと、外からの雨上がりの清々しさが混じって、少し幸せな気分になった。