僕が住んでいるところでは、雪は溶けても、まだまだ寒い日が続いています。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
DancingFujisanさんのコメントでも触れていただいていますが、先日参列した「衣紋はじめの儀」について、ちょっと書いてみたいと思います。
こういう行事って、なかなかエントリーが難しくて、一昨晩、キーボードに向かって、
「『衣紋はじめの儀』に参列。続いておこなわれた「お服はじめの儀」では、庭の雪を背景に、襲着の御直衣の裏地の蘇芳色が神々しかった。」
って、2行書いただけでも、結構な時間がかかった。
というのは、上の文の
衣紋(えもん)
襲着(おそき)
直衣(のうし)
蘇芳(すおう)色
などの言葉を、どういう単語におきかえ、どう説明したら、わかりやすい文章になるのかを、しばらく考えあぐねていた。
けれども、別の言葉におきかえてしまうと、僕が見たものと違う情景になってしまいそうな、なにか、言葉の魂が失われてしまいそうな気がした。
例えれば、「雪」のことを、「空から降ってくる、細かい氷の粒なんだ」って説明しても、雪景色がピンとこないのと、同じように。