↑従業員の健康のため、工場の入り口には新素材のディスポーザブルの耳栓が設置されている。
↑このフロアは、第二次世界大戦中に、パラシュートの縫製工場として使われた。床の黒いシミは加熱したミシンによる焦げ跡。
↑ここから、トランプが世界中に出荷される。
伝統的なカードの製法には、秘密がいっぱい。もちろん カメラは持ち込めない。
THE U.S.PLAYING CARD COMPANYの工場は、伝統あるジュエリー・ブランドの工房とよく似ている。古くからの製法を維持している箇所もあれば、最新のデジタル技術を使った工程もある。
品質維持のためのチェックは、人間の目とコンピューターによるカラー・マッチング、数回に亘るデジタル計量などを併用している。そうかと思えば、製紙などの別の工程では、100年以上続く、驚くほど面倒くさい、大規模で伝統的な製法を守りつづけている。
前回エントリーした製版は、現在ではデジタル・データによる写真製版に変わっている。(つづく)