プロフィール

前田 知洋
(まえだ ともひろ)
東京 生まれ
観客のすぐ側で見せるクロースアップマジックというスタイルのマジシャン。チャールズ皇太子もメンバーの英国マジックサークル、ゴールドスターメンバー。ハリウッドのマジック・キャッスルなど、海外での出演も多い。出演したテレビ番組は100を超える。インテリアと建築の本「モダンリビング」(アシェット婦人画報社)で自宅のリノベーションなどにまつわるエッセイを連載中。

さらに詳しく知るには
前田知洋公式サイト

「人を動かす秘密のことば」出版しました。

「知的な距離感」も好評出版中。


DVD「奇跡の指先 前田知洋 プライベートレッスン

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ランドマーク
松田道弘さんに新刊本を送っていただいた。僕は10歳の頃に松田さんの「奇術の楽しみ(ちくま少年図書館/筑摩書房)」を読んで、トリックもさることながらマジックのバックグラウンドや歴史に興味を持った。そのことを数年前に松田さんに説明して以来、新しい本が出るたびに送ってくれる。予期せぬ小包を開封して、本を発見して喜び、ページをめくるたびに嬉しい驚きがある。

この仕事を始めてから、大きく変わったことのひとつは、郵便物がスゴく増えたこと。取材を受ける予定の雑誌の見本誌、取材を受けた後の掲載誌、知人、友人の新しい書籍、出演予定のテレビ番組のビデオや番組の台本など。

場合によっては、2〜3日、旅行に行くだけでポストはすぐに一杯になってしまう。

だから僕は、いつもポストを探していた。送られてくるものは大切なものが多いから、大型であること、鍵がかかることが条件。いろんなポストのカタログを見ても、そういった条件では事務用のもの多く、僕が気に入ったデザインが見つからなかった。

ある日、そんな悩みを知っている友人からオランダ製の郵便ポストを勧められた。実物を見て、すぐに気に入った。大型の郵便物も問題なく入るサイズ。

色はブルーを選んだ。家に帰って、ポストを取り付けると、玄関が明るくなった。

そして、コンピューターの中に保存してある、初めて訪れる人の為の地図に「青いポストの家」と書き加えた。
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オランダは美しい水の国でも。きれいなブルーに染められた革張りの2005年のディスクトップ・ダイアリー。歳の離れた友人からのプレゼント。
by tomohiro_maeda | 2006-08-28 12:15 | プライベート
嬉しいこと、幸せなこと
いつも応援してくれるファンの方々なら気づいていると思うけど、最近、メディアに出演するときは「何かについて語る」ことが多い。

マガジンハウスのHanakoに連載中の人生相談もそうだし、9月2日に放映される「辰巳ワイナリー」、「週刊ブックレビュー」もそう。「週刊ブックレビュー」は本好きで高名な児玉清さんとご一緒できるので、今からとても楽しみ。

雑誌の対談もそうだけど。これって、やっぱり嬉しいこと。マジックをすることは僕にとっての一つの大切な表現方法だけど、言葉だけを使って表現することも、また楽しい。なにか、好きなことを友達と語り合うみたいで。

脳科学者の茂木健一郎さんに、番組の打ち上げで「前田さんって、本当は悪いヤツでしょ?」って指摘されて、僕のまわりの人たちは、すぐに同意していたけど、そんなことを確認できたりするのは、やっぱり言葉。

今日、建築家とのトークショーの依頼をもらった。自分が今一番興味を持っていることだから、かなり嬉しい。

様々なジャンルで僕が興味を抱いている人、会ってみたいと思っていた人が、同様に僕に興味をもってくれて話をするチャンスをもらえる。

僕は、そんなときに「マジックをしていて、これを仕事に選んで、幸せだなぁ」と思う。
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現代では「ピースサイン」として知られているけど、ウィンストン・チャーチルが有名にした「ビクトリーサイン」。チャーチルもマジックを見るのが好きだった。
by tomohiro_maeda | 2006-08-26 00:01 | その他
外側と内側
熊本のショーには沢山の人が来てくれて、ありがとうございます。あんなモノやこんなモノを食べて、とっても楽しかった。もちろん、ご来場いただいた観客の皆さんとも至福の時間を過ごしました。番組の素敵な感想もありがとう。

「今日から名前が変わりました」っていうのは、日本だと「結婚」を意味するけれど、場合によっては「友情」を意味することも。今日はそんなエントリー。

熊本のホテルで朝食を食べたら、すぐにハイヤーに乗り込み、飛行機に乗り換えて羽田に戻って、3時間後には、親友のキムさんとインディアン・レストランでランチ。

「インディアン・レストラン」と言っても、アメリカの先住民族の料理のことじゃない。インド料理のレストランのこと。僕たちが子供の頃は、アメリカの先住民族のことを「インディアン」もしくは「アメリカン・インディアン」と呼んでいた。

でも、この呼称、元をたどれば、コロンブスがアメリカ大陸を発見したとき、彼がその土地をインドと間違えたことから始まった。

それに、外部の人たちが勝手に付けた名前で呼ぶというのは好ましくはないから、今では「ネイティブ・アメリカン」なんて呼ばれている。

同じように外の人間が勝手につけた「エスキモー」の呼称も改められて、「イヌイット」と変更された。

お互いのことをより知って、尊重すること。世界規模でも、ごく近くでも、友情や愛情はそんなことからスタートするのだと思う。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-24 10:09 | プライベート
夏休み、みんなの相談室4
相談室も今日で最後。チョット、ビックリしたのは、実際に質問をくれた方々に「あ、これって私の質問!?」って、連絡をいただいたこと。番組を観てくれた人たちが、ブログも読んでくれる。そんなことが、とっても嬉しいです。アクセスいただいている皆さんに感謝!

今日の質問はFAQのコメントから
Q:あの写真は何ですか?

A:レーシングカーの一部です。レーシングカーは、燃料をシリンダーの内部で爆発させて、ものスゴイ速度で走る。だから、些細なミスがドライバー、ピット、観客など、人の命に関る。

レース中も、ピットと呼ばれる場所で数人のピット・クルーが、同時に給油やタイヤ交換、トラブルなどに対応する。そんな作業は、コンマ何秒を競う世界。信じられないほど素早くメンテナンスがおこなわれる。しかも、ミスをできるだけしないように。

ピット・クルーA「あ、エンジンのハッチを閉め忘れました!」

ピット・クルーB「マジかよ!」

あの写真は、そんなことが起きないように、リアハッチのパーツとそれを示すオレンジの矢印を撮ったもの。緊急時にハッチを開けたいときに、確実に、早くあけられて、もちろん、閉め忘れもしにくいような形と記号。緊急時には、プロでさえも、注意が散漫になり得ることに配慮されている。
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車の全景。2004年 全日本GT選手権に出場したHONDAのNSX−GT。3リットルの総排気量と500馬力のエンジン。ブレーキはフロント、リアとも、ALCON製の6ポット・キャリパー。
by tomohiro_maeda | 2006-08-19 23:32 | その他
夏休み、みんなの相談室3
Q:生放送やライブではハプニングがあったりすると思いますが、いつも冷静で平常心でいらっしゃるような感じがしてすごい!と思います。私はハプニングが起きると緊張してミスしてしまったりするのですが、何か秘訣はあるのでしょうか。

A:生放送のときなどに特に気を遣うのは、トリックそのものの失敗というよりも、時間のことを常に考えています。もしかしたら、平然と見えるのかもしれませんが、僕の頭の中は秒数のことで一杯で、とても緊張しています。

 ただひとついえるのは、失敗や緊張は必ず起きるということで、人間にとっては、ごく自然なことです。ただ、あまり失敗ばかりをしているとマジシャンとしての評判も下がってしまいますので、失敗はできるだけしないようにしています。

 人間工学では「フールプルーフ(バカなことが起きないようにする防止措置)」という考え方があって、事故につながるような操作ができないような装置がたくさん考えられています。

 たとえば、オートマチック車はシフトレバーがパーキングやニュートラルに入っていなければ、エンジンをスタートさせるセルモーターを回すことができないようになっています。

 そんなふうに、人間は完璧ではないというスタンスでいることが大切。僕も同様に完璧ではありません。だからこそ、できるだけ失敗が起きないように予防措置を心がけますが、もし万が一、失敗したとしても、それは仕方のないこと。

 最近の映画のDVDでは、NG集が特典としてついているモノもあります。それを観ると、セリフを失敗した名優や、まわりのスタッフたちは、それをただ笑い飛ばすだけです。

 ときには失敗したり、緊張したり。完璧でない自分とどこかで折り合いを付けること。それが人間として自然な姿だと、僕は思います。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-17 02:01 | その他
夏休み、みんなの相談室2
Q:僕は、初めて見たマジックが前田さんのマジックで、マジシャンになりたいと思いました。マジシャンになるためのきびしい道は、どのように乗り越えればいいでしょうか。

A:僕がマジックを仕事として選んだのは、かなり前のことです。僕がマジシャンになったケースを説明しても、参考にならないような気がします。ただ、時代を超えての成功のための黄金律はあると思います。

仕事に限らず、自分のやっていることに誠実であることや、人間関係を含めて自分の周囲の環境を整備することなども大切だと思います。

何よりも僕が大切にしているのは「自分で考えられること」です。他人のアドバイスに頼ると、自分自身で考える力が衰えてしまいます。信頼している人から助言してもらっても、自分でその意見を検証する力が無ければ、自分にとって役に立つか判断することができません。

「アドバイスを受けないというアドバイス」ってパラドックスに思えるかもしれないけれど、「何かを感じる」というアンテナさえ研ぎすませていれば、道に迷うことは無いと思います。ご心配なく。

質問をくれたのは中学生だけど、質問の文章を読むと、とても理路整然としている。どんな仕事に就いたとしても、きっと立派にやっていける。
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↑仕事を選ぶのは、船を選んで航海することに似ている。乗組員と仲良くすること。船からなるべく落ちないこと。そして、船から落ちたら、まず泳ぐこと。
by tomohiro_maeda | 2006-08-15 22:18 | その他
夏休み、みんなの相談室
先月、NHKの「スタジオパークからこんにちは」に出演したときに、質問やメッセージをとてもたくさんいただいた。嬉しいことに、このメッセージ票は番組が終わった後にもらえるとのこと。たくさんの応援メッセージのお礼に、夏休み特別企画として、番組で答えられなかった質問をピックアップしてお答えします。

まずは、28歳の主婦の方から
Q:毎日新鮮な気持ちで過ごしています。家事などは慣れるまで大変でした。そこで、前田さんが初めてマジックをしたときの気持ちや、今まで続けてこられた秘訣を教えて下さい。落ち込んだときの対処法もあれば教えてください。

A:マジックを始めたばかりの頃は、どんなマジックを選んで、どんなふうにマジックを始めてよいのか、全然わかりませんでした。つまり、いつ、どこで、どんなふうに、マジックをしたら良いのかわからない状態です。

マジックに関わらず、社会や他人と関わることは、キャッチボールに似ているとおもいます。投げられたボールを、言葉ではなくマジックで返すのか、それとも、自分からマジックをボールのように投げるのか、どちらかです。

マジックを始めたばかりの頃も、仕事としてマジックをしている今でも、僕にとってマジックは特別なものです。ですから、マジックをするときは、誰かに特別なプレゼントをあげるような気持ちでマジックをしています。

僕にとっての落ち込んだときの対処方法は、隣の人と庭木の話をしたり、友達と食事をしたり、海を眺めたり、好きな本を読んだり、お気に入りの海外ドラマを観たりすること。でも、落ち込んでいない、気分のいいときも、同じように過ごしているので、対処法ではないかもしれません。

↓隣の人に庭でできたプラムをもらった。太陽の色と甘さ、とっても幸せな味。なにか、特別なプレゼントをもらった気分
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by tomohiro_maeda | 2006-08-14 23:27 | その他
熟成
辰巳琢郎さんの「辰巳ワイナリー」の収録で大阪へ。ドメスティック・ワインのフェアに参加して35ワイナリー、50種類ほどのワインを試飲。

辰巳さんと僕、シニア・ソムリエの冨永純子さんと3人で、グラスを片手に会場を動いて、テイスティングをひたすら繰り返す。何より楽しいのは、造っている人の顔を見ながら、味わう事ができること。

味や香り、ブドウの品種のことなどで、わからない事があれば、辰巳さんか冨永さんに聞くと、すぐに何でも教えてくれる。収録をわすれて贅沢な時間をすごす。二人とも、優しい先生でもある。

会場のワインは、赤、白、ロゼ、スパークリング、スパークリング・レッド、アイスワインなどバリエーションも様々。ワイナリーの人たちは、それぞれ自信を持ってワインをついでくれる。

どのワインも、どれにも似ていないし、将来の熟成が楽しみなボトルもたくさんあった。

可能性があること。熟成すること。ワインは人間ととても似ていると思う。ルネッサンスの時代に裕福な人たちが、ワイナリーを所有して、アーティストをサポートする。その理由が少しだけわかったような気がした。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-11 03:30 | 控室譚
新細胞
何かをうまく運びたいときに、おまじないというか、決まった特別な行いをする人もいるかと思う。商談のときは必ずこのペンを持っていくとかね。僕の場合は、ブログを読んでいる人は、もう知っているかもしれないけど、髪の毛と爪と筋肉のメンテナンス。

明日、明後日と番組の収録が続くので、髪の毛を切ってもらって、銀座のネイルサロンへいった。遅い時間にも関わらず、スタッフがとても親切にしてくれて、二人掛かりで左右のネイルをしてもらう。そのあと、急いでマッサージへ。

マジックについて頭を巡らせているときは、意外と孤独な作業。だから、髪の毛を切ってもらったり、爪を整えてもらったり、筋肉をほぐしてもらいながら、そんな人たちと色々な話をする。どうしても、一つの事ばかりを考えていると、今という時代と歩調が合わなくなってしまうこともあるから、そんなことをしながら、世の中の流れにソフト・ランディングしてゆく。

こんなことがすっかり、儀式的な手順になってしまった。床に落ちた切られた髪の毛、指先の余分な甘皮を見るたびに、筋肉から血液に溶け出した疲労物質を感じるたびに、自分を取り戻せるような、明日も頑張れそうな気持ちになる。

「精神」と「肉体」っていう2つの言葉ができてから、その2つはまるで独立しているように思われることがあるけど、もともとは1つ。シルクハットとウサギのようにね。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-06 23:38 | プライベート
虫になる
書評の仕事で、4冊を一気に読む。

書評なので最近出た本がいいらしく、書店で本の奥付(本の一番最後に発行日とか出版社が書いてあるページ)を見ながら本を選んだんだけど、本と刷数、この関係って結構面白い。

「みんなに読んでもらいたいなぁ」みたいな名作の刷数が止まっていたり、「え、こんな本読む人いるんだぁ」みたいな本が刷数が多かったり、とても意外。

もしかしたら、僕の感覚や好みが、世間の人とずれてるのかもしれない。

朝から、ソファーに寝転んで読んだり、庭先の太陽の下でよんだり、車で移動中も読書。

仕事としての読書三昧は、すこし不思議な感覚。子供の頃に、感想を書く宿題を出されたときのプレッシャーに似ているのかもしれない。それでも幸せな気分。

指定図書もあるので、自分からは読まないようなジャンルも。もしかしたら、自分が一生手に取らなかったかも知れない本を読む。

作家の沢木耕太郎さんの言葉で『世界は「使われなかった人生」であふれている』というのがあるけれど、自分が選択したモノのほうが遥かに少ないことに人はなかなか気がつかない。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-04 06:20 | プライベート
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