プロフィール

前田 知洋
(まえだ ともひろ)
東京 生まれ
観客のすぐ側で見せるクロースアップマジックというスタイルのマジシャン。チャールズ皇太子もメンバーの英国マジックサークル、ゴールドスターメンバー。ハリウッドのマジック・キャッスルなど、海外での出演も多い。出演したテレビ番組は100を超える。インテリアと建築の本「モダンリビング」(アシェット婦人画報社)で自宅のリノベーションなどにまつわるエッセイを連載中。

さらに詳しく知るには
前田知洋公式サイト

「人を動かす秘密のことば」出版しました。

「知的な距離感」も好評出版中。


DVD「奇跡の指先 前田知洋 プライベートレッスン

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一握の土を掘る
あるプライベートクラブで、「そういえば、本の中で前田さんのことが褒められていましたよ」と教えてもらった。

その本とは東京大学准教授の酒井邦嘉さんの「科学者という仕事 独創性をとはどのように生まれるか(中公新書)」。アインシュタインを始め、歴史の中の偉人とされる研究者に共通する考え方を大変解り易く、今世紀的な説得力のある文で綴られている。第一線で活躍する研究者が書いた本で大変面白い、おススメの本だ。

もちろん、科学や科学者についての本なので、僕のこと触れられているのは一行に満たない。けれど、良書といってよい本の中で紹介してもらうのは、やっぱりとても嬉しい。

「自分が褒められたから」っていうわけではないけれど、こんな素敵な本の著者なら、僕が酒井さんに出会う機会があったら、ご馳走をしたくなってしまうだろう。酒井さんの文や、このエントリーのように、自分がいいと思ったことを本人の目や耳に入らずとも「いい」と表現することは、破綻のないラブレターのように、人間関係においては建設的なことのような気がしてならない。

一握りの土だとしても、トンネルを両サイドからお互いに掘っていくように。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-29 22:18 | プライベート
見えない部分
ある食事の席で、武道家と話す機会があった。たぶん武道の腕はたつけれど、そんな気配も表さない、フランクな人。武道にまつわる、いろんな良い話を聞いた。中でも印象に残ったのはこんなエピソード。

「武道ってね、教えても稽古料としてはお金もらわな人たちがいるんですよね」

彼の話を要約すると、彼の人生においては武道を習ってもお金を払ったことがなかったそうだ。稽古がおこなわれるのは、お寺や近隣の警察署など。施設を維持するための費用を別にすれば、先生に稽古料を払ったことはないらしい。

「だからね、僕も無償で教えているんですよ」

彼の口ぶりは、お金をもらって何かを教えている人や、習っている人を否定するでも、肯定するでもなく、聞いていて心地が良かった。自分が得た事を社会に還す。シンプルで、よどみがない。

そんな人に会わなければ、たぶん、ずっと知らなかったこと。

ネガティブな表現で「氷山の一角」というけれど、氷山が、塩っぱいであろう想像に反して、不純物が少ない淡水であること。そんなことと、少し似ている気がした。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-24 23:19 | 控室譚
壽恵廣
マジックの途中で

「すきなカードの名前を言って下さい」

と、観客に聞くことがある。

もし観客が

「そうだなぁ…、ハートの8かな…」

なんて、答えれば、僕は

「いいカードですね」

と、セリフを続ける。

少し穿った見方をする人は「は、は〜ん。マジシャンは、どんなカードを言われても『いいカード』と答えるに違いない」などと勘ぐるかもしれない。けれど、「いいカード」と言う場合には、ほんの少し訳がある。

中には「なんでハートの8がいいカードなの?」とたずねる人もいて、そんなときは、こう説明する。

「『ハート』は『愛情』を示していますし、『8』は『スエヒロガリ』ですから」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

博多でご祝儀扇子をもらった。包みには「壽恵廣」と書かれていて「スエヒロ」と読む。これは、扇の形状が、待ち手は細く、先に向かうにつれて広くなっていることからの別称で「先行きがいい、将来の可能性が広がる」という意味が込められている。

先のセリフにあった「8」の漢数字「八」も「スエヒロ」と呼ばれる。

僕は、扇子を持ち歩いたりはしないけれど、道具としてのアイディアがとても好きだ。「室温は22℃がエコ」なんて、最近はいわれることが多いけれど、人それぞれで微妙な温度感覚は違う。扇子はそんな個人的な温度感覚を微妙に調整できる自由さがある。

「パーソナル」であるということ。そんなことが、微妙に大切だと思っている。

室温もトランプも。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-21 20:44 | 控室譚
へへへ
 「そろそろ、エントリーしなくちゃ」って、ブログを開けたら皆様からのナイスなコメントに、コメントを付けたくなりました。

 毎度毎度のエントリーで、書き込んだすべての人にコメントをお返ししたいと思い、ずいぶん前にコメント週間というのをやったことがあります。そしたら、コメントとそのコメントの追っかけっこになってしまい、息も絶え絶えに…。

 どこまで出来るかわかりませんが、ちょっと久しぶりにコメント・エントリー。質疑応答ではありませんので、お間違えなく!

ごまっちさん
 最近は駅ビルや空港などで温かい食事がテイクアウトできるようになったので、昔ほど移動は苦ではありません。舞妓さんは、御旦とセットで遭遇するのが文化的な対面のような気がしています。

shabbystyle-kaoさん
 やっぱり仕事モードだと、頭が上手く「観光モード」に切り替わりません。老舗の佃煮屋さんに行って友人知人にお土産を買うのが、精一杯の気分転換です。

ニコさん
 僕もどちらかというと、ホテルの名前なんかを平気で間違えたりするので、タイトなスケジュールのときは正しい新幹線に乗せたり、タクシーに乗せてくれる専門の人が日替わりでついていてくれます。「そのほうが演技者はコキ使える」と思われていたりするのかなぁ…なんて勘ぐることもありますが、素直に感謝するようにしています。

ojaga2004さん
 僕も件の乗り物は写真や映像などでしか見たことがないのですが、テレビショッピングでやっていた便利そうな掃除機をハンズで実際に見たら、ケッコウな騒音だったことがありました。やっぱり、実見というのは大切ですね。

すばるさん
 「電車と舞妓さん」なんだか、ウィットな小説のタイトルのようですが、もちろんマジシャンの電車に乗ります。でも、衣装を着てカードを手に持って乗ることはないので、「マジシャンなのに電車に…」っていわれることはあまりないかも…。

yu-yuさん
 僕のスケジュールは、端から見ると緩いスケジュールなのだと思います。けれども、経験したことはないけれど「欧州ロマンチック街道ツアー」というのは、こんな感じなのでしょうなぁ…と想像してみたり、みなかったり。

norikoさん
 初めての街もあれば、そうでない街もあったのですが、それでもやっぱり目がいってしまうのはインテリアと建物ばかり、感受性は変化するモノなのですね。

mintさん
 マイルとフットとインチは、いつも僕を混乱させます。そういえば、トランプはダースとグロスで数えますが、それは平気で暗算できちゃう、数って不思議ですねぇ。

カードマジシャン(アマチュア)さん
 気遣ってくれて、どうもありがとう。ユックリ休むと、次の日のマジックは動きの淀みが少ないような気がしています。カードマジシャン(アマチュア)さんも、演技の後はユックリ静養して、素敵なマジックをみせて下さいね。

ayuさん
 きっと、ayuさんも他の人からみれば「住む世界が違って、ステキ!」と思われているはず。それでも、フォバークラフトは、僕にとっても別世界の乗り物かもね。毎日使っている人にとっては、当たり前でも。

ネコマネキ印さん
 昔、マジシャンが探偵の米国ドラマシリーズがあって、それはそれはカッコ良かったのですが、そのマジシャンのキャラクターのモデルになったのが以前エントリーした、グレッグのお父さん。子供の頃は、そんな探偵にすごく憧れました。

たぬきさん
 「作る」っていうのがいいですね。作ったり、やってみたりするのが、そのモノの本質を理解できると思います。なんて、カッコいいことを書いてみますが、実はコレを最初に書いたのは、かのゲーテ。と、塩野七生さんの本にありました。

章子さん
 コラムのことを褒めて下さり、とても嬉しいです。自分が興味をもっていることを表現して、それが形になる。とても幸せです。実は、このブログで書いた建築の話がキッカケだったりします。感謝!

karasu10gさん
 エントリーに登場する人が乗ったのも大分だったように思います。やっぱり、飛行機とフォバークラフトっていう組み合わせが、ジェームスボンド映画のようにカッコいいんでしょうねぇ…。

Erythroniumさん
 京都で印象的だったのは、滞在したホテルのコンシェルジェ。「スゴく美味しい佃煮の店を」と半ば無理な要求(味覚は人によって違うからね)を尋ねて教えてもらい、大きな紙袋一杯にホテルにもどったら、とびきりの笑顔で迎えてくれた。

AAさん
 ホテルに到着と同時に衣装をバスルームにつるして蒸気を当て、しばらくしてからクローゼットで乾燥させる。そのあいだにシャツにアイロンをあてる。そしてショーのための準備をする。でも、観客の笑顔をみると、スーツケースが開梱できなかっとしても、とても報われます。

ELECTRICSHEEPsさん
 僕もゼロハリは憧れです。リモアは「一番丈夫なヤツを」といって買い求めたものなので、最初はブランドを良く理解していませんでした。へへへ。ELECTRICSHEEPsさんのブログをいつも羨ましく読んでいたので、博多、広島、京都、ご当地の食を案内してもらい、とても満足いたしました。

みなさま
 以前のエントリーに新たにコメントして下さった方々にも感謝いたします。そんな方々にもコメントしたかったのですが、今宵はこれでご容赦を。脳内だけのコメントの皆様にも僕も脳内でお礼申し上げます

「……。」
by tomohiro_maeda | 2008-06-18 01:30 | その他
だまってて、ごめん。
推理小説に出てくる巧妙な犯人は、「そりゃ、時間的に犯行は無理だろう…」というスケジュールで移動する。

そこまでハードではないけれど、今回は、博多、広島、京都を飛行機と新幹線を使って、次々と移動した。

きっと、僕の友人知人の中には

「来るんだったら、知らせて欲しかった…」

と残念がる人がいるかもしれない。けれど、京都祇園でのショーを偶然聞きつけて見にきてくれた旧知のマジシャン友達でさえも、慌ただしく新しい名刺をもらうだけがやっとだった(それでも、舞妓さんと言葉を少し交わして、やっぱりちょっと感動したり…)。

旅行の途中の慰労の席で、僕よりも短時間で多くの都市をまわった人がいて、僕はちょっとビックリして

「え!どうやって移動したんですか?」

ってたずねた。

「僕はね、フォバークラフトを使ったんですよ」

と彼はおしえてくれた。

僕の心の中のフォバークラフトは、映画「007」シリーズのようなアクションものに出てくるヤツだけど、何となく「なるほどねぇ…」と納得をした。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-14 23:18 | 控室譚
ザ!
今日は、「ザ!世界仰天ニュース スペシャル」の収録。2時間半スペシャルの撮影を終え、手伝ってくれたスタッフと打ち上げを終えて、こんな時間にやっとエントリー。どんなスペシャルかは、7月2日の放送をお楽しみに!

梅の収穫も含めて、かなりいい一日になったかも。

みなさんのコメントもうれしいです!

もちろん、ご覧になるだけの方々の心の中の応援も。
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何故、看板の途中でフォントのサイズが変わっているのかが不思議…。最初は、カメラのレンズがおかしいのかと勘違いした。
by tomohiro_maeda | 2008-06-11 02:25 | 控室譚
ちょっと
時期は遅いですが、早めに起きて収穫!
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ジャムにするか、梅酒にするかは検討中です。
by tomohiro_maeda | 2008-06-10 10:26 | 写真のみ
ごめん、ウソついてました。
天気がよかったので動物病院へ飼っているネコのヒミツの定期検診に。「天気がよかった」という理由は本当はウソで、前から動物病院の予約をとっていた。そんなウソをつくには理由がある。

ネコは些細なことで、何となく気配を察する。旅行の準備のためにトランクを開けると「あ、こいつは2、3日帰ってこないな」と気がついて、急に甘えだしたりする。動物病院のときも同じで、前の夜にケージをコッソリ用意しても、家の中を逃げ回る。

だから、急にその日に動物病院に行くことが決まったようなそぶりで、突然ケージを出して、サッと入れて、ピュッと連れて行く。

検診の結果は「元気です」と、初めての女医先生に言われてひと安心。

動物病院から家に戻ってカメラを向けると、嬉しそうに甘えながらネコパンチされた。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-06 23:22 | ヒミツの生活
そして誰もいなくなるか?
 湘南ビーチFMの竹下由起さんがお送りしている、モダンリビングのコーナーに出演。INFILLのメンバーは、キムさんと僕だけ。モダンリビングの下田編集長はロンドンロケ、ミュージシャンのカワギシさんは国際アフリカ会議のイベント出演へ。放送を重ねるごとに、人が少なくなっていく。

 久しぶりの晴天なので、ガラス張りのスタジオの前を通り過ぎる人たちの表情はとってもなごやか。だから、話も自然と弾んで、コーナーはあっという間に終わってしまう。

 終了後、放送を見にきてくれた友だちと少し話して、そのあとキムさんと「あぶずり食堂」へ。急いで家に戻って、ヤマモモの木に登って剪定というよりも伐採作業。最近は7時くらいまで明るいから、気分がいい。
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by tomohiro_maeda | 2008-06-02 22:00 | 控室譚
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