最近、ダイニングでコンピュータに向かうことが増えた。原稿を打ったり、メールの返事を書いたり、調べ物をしたりする。
もともと、来客があるときのために大きなテーブルを設置したのはいいけれど、当初、脳内で想像していたより実際の友人が少なかったらしく、部屋がガランとしていることのほうが多い。それに気がついたのが、つい先日だった。
しばらく前に、自宅で数人で打ち合わせをするために仕事部屋からディスクトップ・コンピュータをダイニングに運んできた。重いし、2階に戻すのが面倒なので、そのままソコでダラダラと仕事をしている。フローリングのせいか、今の季節は日が落ちると暖房が効きにくいし、石油ストーブをつけるには早いから夜は少し肌寒い。
それでもダイニングで仕事をするのは、書類や資料の本などは気ままにテーブルに並べ放題だし、ラジオから流れる音楽のアンビエント(反響音)が心地いいから、つい夜遅くまで仕事をしてしまう。
僕の友人(もしくは脳内友人)の
竹下由起さんがナビゲーターをつとめる、湘南ビーチFMの「
SAAB PRESENTS SERENATA」(毎週土曜日の22:30から)は、ライト感覚なクラシック音楽を気軽に聞かせてくれる、僕のお気に入り。
放送を聞き終えると、コンピュータの画面から席を立ち、ピアノをポロポロと弾いてみたりする。ピアノの腕はあまり上手くはならないけれど、そんなこともダイニングで仕事をする楽しみの一つだと、僕は思っている。