プロフィール

前田 知洋
(まえだ ともひろ)
東京 生まれ
観客のすぐ側で見せるクロースアップマジックというスタイルのマジシャン。チャールズ皇太子もメンバーの英国マジックサークル、ゴールドスターメンバー。ハリウッドのマジック・キャッスルなど、海外での出演も多い。出演したテレビ番組は100を超える。インテリアと建築の本「モダンリビング」(アシェット婦人画報社)で自宅のリノベーションなどにまつわるエッセイを連載中。

さらに詳しく知るには
前田知洋公式サイト

「人を動かす秘密のことば」出版しました。

「知的な距離感」も好評出版中。


DVD「奇跡の指先 前田知洋 プライベートレッスン

応援したり、されたりのリンク



Pink Ribbon 2007

リンク用バナー




誰のためでもない曲
今日は、大阪のハイアット・リージェンシーでの「小曽根 真 THE TRIO」のコンサートのゲストに呼んでいただいた。小曽根さんはボストンの名門、バークリー音楽学校を首席で卒業、現在は同校で教鞭をとりつつ、アクティブにコンサートを世界中で続けているピアニスト。

そんな、小曽根さんとご一緒できるはスゴい光栄なこと。小曽根さんファンをさしおいて言うのも何だけど、このTRIO、演奏がとっても素晴らしい。ニューヨークのアクターズ・スタジオを創設した、現代演劇の父といわれるマイケル・チェーホフが云った「真の芸術は『軽やかさ』という要素が必ず含まれる」ってことを体感できる。

でも今日のエントリーの主役は小曽根さんじゃない。コンサートマスターと呼ばれる大型ピアノをチューニングする、小曽根さん専属の調律師の小沼さん。小曽根さんもスゴいけど、それを支える小沼さんもスゴい。

リハーサルから舞台を見ていたけど、小沼さん、ピアノに触って温度を確かめることから始まり、一つ一つの鍵盤を叩き、一音につき3本の弦を調整してゆく。それが終わると、和音を調整し、最後に誰のためでもない、自分とアーティストのための曲を弾く。最後に満足げにピアノを眺める。アーティストを陰で支えること、ピアノのチューニングが出来上がることに納得している。

そんな小沼さんの人生を、僕はとても羨ましく思った。

完璧な一日。

↓小曽根さんと初めて会ったブルーノート大阪のコースター(再掲)。僕にとっては大切な写真。
誰のためでもない曲_d0036427_472386.jpg

by tomohiro_maeda | 2005-12-21 04:08 | スゴい人
<< 食足りて… 変わらない価値 >>
トップ | ログイン

F.A.Q.
by tomohiro_maeda
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧