プロフィール

前田 知洋
(まえだ ともひろ)
東京 生まれ
観客のすぐ側で見せるクロースアップマジックというスタイルのマジシャン。チャールズ皇太子もメンバーの英国マジックサークル、ゴールドスターメンバー。ハリウッドのマジック・キャッスルなど、海外での出演も多い。出演したテレビ番組は100を超える。インテリアと建築の本「モダンリビング」(アシェット婦人画報社)で自宅のリノベーションなどにまつわるエッセイを連載中。

さらに詳しく知るには
前田知洋公式サイト

「人を動かす秘密のことば」出版しました。

「知的な距離感」も好評出版中。


DVD「奇跡の指先 前田知洋 プライベートレッスン

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夏休み、みんなの相談室3
Q:生放送やライブではハプニングがあったりすると思いますが、いつも冷静で平常心でいらっしゃるような感じがしてすごい!と思います。私はハプニングが起きると緊張してミスしてしまったりするのですが、何か秘訣はあるのでしょうか。

A:生放送のときなどに特に気を遣うのは、トリックそのものの失敗というよりも、時間のことを常に考えています。もしかしたら、平然と見えるのかもしれませんが、僕の頭の中は秒数のことで一杯で、とても緊張しています。

 ただひとついえるのは、失敗や緊張は必ず起きるということで、人間にとっては、ごく自然なことです。ただ、あまり失敗ばかりをしているとマジシャンとしての評判も下がってしまいますので、失敗はできるだけしないようにしています。

 人間工学では「フールプルーフ(バカなことが起きないようにする防止措置)」という考え方があって、事故につながるような操作ができないような装置がたくさん考えられています。

 たとえば、オートマチック車はシフトレバーがパーキングやニュートラルに入っていなければ、エンジンをスタートさせるセルモーターを回すことができないようになっています。

 そんなふうに、人間は完璧ではないというスタンスでいることが大切。僕も同様に完璧ではありません。だからこそ、できるだけ失敗が起きないように予防措置を心がけますが、もし万が一、失敗したとしても、それは仕方のないこと。

 最近の映画のDVDでは、NG集が特典としてついているモノもあります。それを観ると、セリフを失敗した名優や、まわりのスタッフたちは、それをただ笑い飛ばすだけです。

 ときには失敗したり、緊張したり。完璧でない自分とどこかで折り合いを付けること。それが人間として自然な姿だと、僕は思います。
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by tomohiro_maeda | 2006-08-17 02:01 | その他
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