4年ほど前から、マジックのレッスンをしている。場所がプライベート・クラブなので、あまり人に話したことはない。もしかしたら、僕がマジックのレッスンのクラスを持っていることは、僕の演技をテレビの番組だけで見ている人たちにとっては、意外なのかもしれない。
「The Card Magic Lesson For A Sophisticate」と名付けられたそのレッスンは、10名くらいの人にカードマジックを解説する。講座の名前は前に
エントリーで紹介した、女性のメンバーシップ・ディレクターが付けてくれた。授業は90分で、もう40回を超えている。
ほとんど毎月、テキストを書く。前にブログでも紹介した
イラストは、そんなテキストの一部に使ったモノ。夜中にテキストを打つ手を止めて、このブログにエントリーすることも。
人に何かを伝えたり、人に初めての何かをしてもらうのは、とても難しい。4年前の第一回目のレッスンのテキストを読みかえしてみても、そのときに僕が腐心していることが伺える。初めてトランプに触る人が、どれくらいのことができるか? そのマジックは効果的か? レッスンの回数は重ねたけれど、いつも、そんなことを気にかけている。
そして、ほぼ毎回、僕もレッスンの中から新しい発見があって、ワクワクさせられる。レッスンをスタートしたときは意識はしていなかったけれど、そんな経験が数年後にマジック・レッスンのDVDや、NHKで放映された子供たちにマジックを教えるシーンの役に立った。
僕はマジックを教えて、マジックを憶えた人は、それを家族や友人たちに披露する。
マジックを通じて人と人が仲良くなる。そのサイクルの中には、たぶん、僕も含まれている。
それは、大人も子供も変わらない。