マックスさんが成田に着いたので、一緒にディナー。アメリカと日本のマジックシーンの情報交換をしながら、お互いの近況を話す。
1986年に開催されたニューヨークシンポジウム東京大会の話をしたけれど、二人ともいろいろな出来事を昨日のように憶えていることに驚いた。今から21年前の話。
昨日も友人の大学病院の小児科医の先生と同様のことが話題になった。「もう20年の付き合いなんですね…」と僕が言うと、みんなで感慨深かかった。
西暦などの年号はたった4桁の数字にすぎない。そんな数字を足したり引いたりして、今からどれくらい前に起きた事かを再確認する。時間は、足下に置かれた巻き尺のように、過去から現在、現在から未来へとつながっている。
指標がなければ、曖昧になってしまうこと。人間の感覚はいつも不思議だと思う。
写真の砂時計に刻印されているのは「TIME....AS A DIMENSION OF MYSTERY...(神秘の尺度としての、時間)」。上手い表現があるものだと感心した。