NHKで「科学大好き土よう塾」の収録。番組の打ち上げで「繊細な実験の可否は、キレイな実験器具を使うのが秘訣だ」という話になった。
そのとき、理系のプロデューサーが一言
「ガラスの試験管を洗うときはね、外側を良く洗うのが大切なんですよね…」
それを聞いた、ほとんどの人が
「え!内側を洗ったほうがいいじゃないですか?」
と口を揃えて質問をした。
そしたら、その理系のプロデューサーは
「だって、外側が汚れていたら、内側の汚れに気がつかないでしょ」と教えてくれた。
意外な、逆転の発想に
「なるほどねぇ〜!!」と感心をした。
僕らは、ときとして「内側がキレイならそれでいいんだ」と言い訳をしてしまう。けれども、一見、遠回りなことが、上手く行く方法なのかもしれない、そんなことをふと思った。試験管も人間も。