F.A.Q.

たべもの関連と云えば、そうだけれど…

最近はすっかり食日記となっているブログですが、コンメント欄で皆さんの食生活も拝見させていただくのはやっぱり楽しいです。

食生活と云えば、今使っているペティ・ナイフ（小ぶりの包丁）は、もう十年以上もたつ。毎日魚をさばいたり、ステーキ用の肉を切るわけじゃないから、野菜の皮を剥いたり切ったりと、僕はペティ・ナイフを一番よく使う。ほぼ毎日使うものだから、今のナイフは引退させて、少しだけ良いモノに買い替えようと、ずっと思っていた。

デパートのキッチン売り場に行く。僕の好みは、鋼（はがね）ではなくステンレス。プロの板前さんは鋼を好むらしいけれど、僕のようなシロウトはサビに強いステンレスの方がメンテナンスが楽だ。

ステンレスといっても種類が驚くほどある。僕が選んだのはドイツのゾーリンゲンにある老舗ヘンケル社のもの。老舗だけれど、最新のテクノロジーが使われていて、「CARBIDE」と記されているので刃先にタングステンが使われているのだろう。刃先をみると日本刀のように刃先が白っぽく見える。最新のテクノロジーなのに日本刀に似た構造。値段は３万円弱。ちょっと高いけれど、包丁などは、使っているとすぐに十年くらい経ってしまうので買うことにした。

家でカレーを作るときにタマネギをきったら、それはもう良く切れた。力が全くいらず、包丁の重みだけで切れる感じ。もっと早く買えばよかったなぁ…。

「ケガをしないためには良い刃物を使う」というのは、本当のような気がする。

初仙台、初やまびこ

初めての仙台。大学時代の親しかった同級が仙台出身で、とてもナイスガイだった。ゆえに仙台には好印象を持っている。

これまた、初の東北新幹線。僕が乗ったのは「はやて」という車両。隣のホームに止まっていた「MAXやまびこ」にも乗ってみたかったなぁ。

仙台駅に着いたら、ちょっと肌寒い（後で友人に聞いたら、東京も寒かったらしい）。とりあえず、ホテルで紹介してもらった「伊達の牛タン」で「芯タン定食」を食べた。

翌朝、すぐに東京に戻って、八重洲地下街の「Soup Stock Tokyo」で速攻ランチ。女性ばかりで、ちょっと照れくさい。チキンカレーとスキャンピのスープ。

夜は打ち合わせをしながら、韓国料理。地ワカメのサラダがおいしかった。

と、つらつらとブログをエントリーすれば、すっかり『食日記』に。みなさんも、最近は何を食べたかを、どしどしコメントいただければ幸いです。東京駅では、ホームの上でも下でも人々が働いている。すごいなぁ。この光景を初めて見たときは「ニューヨークでは、地下にアウトサイダーな人々が住んでいる秘密の街がある」という都市伝説を思い出した。

腰痛文

腰をひねって、腰痛。

締め切りの近い原稿などを書いていても、今ひとつ文が冴えない。かといって、元気なときに文の切れがいいかというと、そうでもない。けれど、編集部から赤い文字が一杯の原稿が戻ってきたので、やっぱり、身体の不快感は創作にはよくないのだろう。

編集の人に「腰痛で…」というと、すごく気の毒がってくれた。てっきり、締め切りを延ばしてくれるのかと思ったら

「原稿の戻しは『デキハヤ』でお願いします」と。

『デキハヤ』というには「できるだけ、はやく」の意味らしい。

お風呂で温まって、仕事部屋の暖房をガンガンに入れて校了しました。

次の日は新幹線で岡山へ。ヨコヤマさんと再び「おソバとカツ丼」を食べにいく。岡山市内で「おソバ」といえばラーメンのこと。ちなみに僕らが行った店のカツ丼はデミグラスソース。

この組み合わせ、実に美味しい。印象的だったのは、このお店は元気なお年寄りがお客さんに多い。みんなニコニコとにカツ丼なんかを食べている。

ヨコヤマさん曰く
「腰痛はね、冷やすのがいいんですよ」と教えてもらたったけれど、もう温めちゃったからなぁ…。

でも、美味しいものを食べたら、腰が少しよくなった気がした。

そんなわけで、ブログを少し休みました。来週は頑張るつもりです。

ニュース４連発！

●前回のアップルストア銀座に引き続き、「INFILL by Modern Living トークショー」を「ネイチャーデザイン」とコラボレートしてリビングデザインセンターOZONEプラザで開催します。皆さまのご参加を心よりおまちしております。

「INFILL by Modern Living トークショー」

出演　前田知洋（クロースアップ・マジシャン）、H.D.KIM（プロデューサー）
矢野信夫（写真家）、川岸宏吉（ミュージシャン）、下田結花（モダンリビング編集長）
ナビゲート　竹下由起（湘南Beach FM）＊敬称略

・日程：4月11日（土）
・時間：15：00〜
・場所：リビングデザインセンターOZONEプラザ
（3階の吹き抜け会場）

●前回のオンエアに引き続きNHKラジオ「トーキング　ウィズ　松尾堂」に出演します。ゲストは僕と鈴木光太郎さん（新潟大学人文学部教授）。ナビゲートはもちろん、松尾貴史さんと佐藤寛子さん。鈴木先生は「錯視」や「都市伝説』に詳しい。どんなエピソードになるかは、お楽しみに！

・日程：4月12日（日）
・時間：12：15〜
・NHK FM

●高エネルギー加速器研究機構・数物連携宇宙研究機構が主催するトークイベントに出演します。「ダビンチコード」で一斉を風靡したダン・ブラウンの「天使と悪魔」でも登場する「反物質」をテーマにお送する予定です。

素粒子物理スペシャルトークショー　〜反物質の消滅は宇宙史上最大のマジック？〜

・日程：4月18日（土）
・時間：15：00〜16:30
・場所：つくば国際会議場（エポカルつくば）　大ホール

村山斉（東京大学数物連携宇宙研究機構長）、前田知洋
樋口岳雄（高エネルギー加速器研究機構）＊敬称略

【主催】高エネルギー加速器研究機構・数物連携宇宙研究機構

【後援】国際リニアコライダー会議実行委員会

＊詳しい情報は高エネルギー加速器研究機構のホームページに掲載予定です。
お問い合わせ：先端加速器推進室（029-879-6247）


●湘南Beach FMのShonan Breezeでオンエアされている「モダンリビング・コーナー」。１年を迎える次回からは、時間枠を30分に拡大します。乞うご期待！

2009年は話すシーンが多め。「故郷はトークにありて思ふもの」な〜んてね。

とけいや、かしきり（神戸）

神戸では、どうしても「スキヤキ」が食べたくなった。ヨコヤマさんに頼ってばかりでもいけないので、ホテルのコンシェルジェのカウンターへ。その旨を告げて紹介してもらったのが、スキヤキの「とけいや」。

タクシーに乗り込んで「『とけいや』さんまで！」とお願いすると、運転手さんは「食べ物屋の『とけいや』ですか？」と聞く。

たしかに、お腹をすかしてタクシーを降りたら食事処ではなく、時計を売っているお店だったら、がっかりしてしまうかも…。僕は「スキヤキの『とけいや』さん…」と念を押した。

ランチどきを少し外れたせいなのか、地下のホールはほぼ貸し切りの状態。接客をしてくれた仲居さんも神戸の人らしいウイットに富んでいて、僕らは笑いどうし。

やっぱり、美味しいモノを食べると仕事のやる気がでることを二人で再確認。

スキヤキ鍋が出てくるのを待ちきれずに、ホールをフライング撮影。

大阪、神戸、博多

最近、僕のハンドリング（新幹線に乗せてくれたり、ホテルへ案内してくれたり、簡単に説明すれば『僕が逃げないように見張っている人』）をしてくれるヨコヤマさんとよく食事をする。

「どこにしましょうか？」

と、彼は僕の顔を立てて聞いてくれるけれど、僕の答えはほとんど決まっていて

「どこでもいいよ」

結局、ヨコヤマさんに美味しいモノ、面白いモノや名物を教えてもらうのが毎度のこと。

というわけで、心斎橋の「自由軒」へ。僕が食べたのは「名物インディアン・カレー」。「名物にウマイいモノ無し」と昔の人は云ったけれど、

「ウマイです！」そして「楽しい！」
僕はいつものようにブログ用の写真をとる前に、料理を食べ始めてしまう。これは「写真、撮らなくていいんですか？」と気を利かせてくれたヨコヤマさんのオーダー。へへへ。

来客、外出、ヒーター

最近は来客多い。前回のブログにも書いたけれど、ウチの愛猫の「ヒミツ」はものすごい人見知り。玄関のチャイムが「ピンポン」と鳴るとピュ〜とどこかに隠れてしまう。最近では知恵がついてきたのか、来客用のテーブルセッティングなどするだけでも、どこかソワソワする。

３月になると、僕の仕事も忙しくなってくる。他の都市に行っても、出来る限り日帰りをするようにしているけれど、どうしても一泊しないと行けないときもある。ヒミツは人が嫌いの割には、一匹で家にいるのも不満みたい。

それでも、ヒミツは新しい楽しみを見つけたようで、冷え込む夜にヒーターの風がほど良くあたる椅子にもたれる。ヒミツは不安定な僕の膝の上よりも、ヒーターの風の方が心地いいらしい。僕は隣のソファーで気楽に雑誌を読んだり、メールの返事をうったりする。ヒーターがついている限りは、お互いに心地のいい距離感。

ときどき、僕が立ち上がると不安な表情で見上げるけれど。